2005.6.15 更新
(1)学部等 工学部 
(2)学科・課程等 電気電子工学科 
(3)科目番号 入力の必要はありません 
(4)授業科目の区分 専門教育科目 
(5)対象学生 電気電子工学科3年次 
(6)開講学期 2005年度 前学期 
(7)単位数 2単位
(8)授業科目名 ディジタル電子回路 
(9)授業題目  
(10)担当教員名 都築 伸二(工) 
(11)授業のキーワード ブール代数(Boolean algebra), 組み合わせ回路と簡単化(combinational logic circuit and its reduction), 順序回路(sequential logic circuit), 論理ゲート(logic gates) 
(12)授業の目的・到達目標 情報社会、エレクトロニクス時代のキーワードはディジタルです.このディジタル技術を支える回路について、その原理から各種ゲート回 路へと話を進めます。さらに、 組合せ回路や順序回路などの基礎的なディジタル回路を自在に設計するための回路技術を学びます。 
(13)授業の内容・スケジュール 1.デジタル回路とは
  • NMOS,CMOS: http://www.nanoelectronics.jp/kaitai/transistor/5.htm
  • ブール代数
2.組み合わせ回路(基本ゲート、ブール代数、ド・モルガンの定理、正論理、負論理、論理和、論理積、否定、ブール代数系の基本性質、吸収則、NAND演 算、NOR演算、XOR演算、XNOR演算)
3.組み合わせ回路(加法標準形、カルノ図、簡単化)
 4.各種組み合わせ回路(PLD, 演算回路、加算器、減算器、ALU,エンコーダ, デコーダ, セレクタ、コンパレータ、パリティチェッカ、ROM,RAM
5.順序回路(フリップフロップ,RSラッチ、Dラッチ、D-FF)
6.順序回路(JK-FF,T-FF,非同期カウンタ)
7. 順序回路(同期カウンタ,シフトレジスタ、状態遷移)
8.順序回路(設計)
9.デジタルデバイス(DTL, TTL)
10.デジタルデバイス(TTL,静特性、動特性)
11. デジタルデバイス(ECL, CMOS,ノイズマージン、オープンコレクタ、ワイヤードOR)
12. デジタルデバイス(トライステート、シュミットトリガ)
13.各種デジタル回路(微分回路、積分回路、マルチバイブレータ、発振回路、シーケンス回路)
14. AD/DA変換

他、3回試験、演習

回数
残り回数
開講日
範囲(目標)
実施
小テスト

11
4/14
P.15
p.11, プリント p.1

――

4/21
休講


10
4・28
P.27
プリント, 〜p.14
ブール代数、真 理値表

9
5/12
p.31
--p.31
カルノー図
4
8
5/19
47
--p.42 (LED7seg) 組み合わせ回路
5

5/26
59 ~p.58
章末の問題
6
7
6/2

テスト(1)工学部 4号 2階 19番講義室
7
6
6/9
p.59 --
p.66
なし
8
5
6/16
85
〜p.78,  CPU内部動作 D-FF,D-latch 、(追試)
9

6/23
99
〜p.99
状態遷移表
10
4
6/30
119 〜p.103
同期カウンタ (章 末の問題)
11
3
7/7

テスト(2)4号 2F 19番
12
2
7/14
〜p.133
宿題プリント
13
1
7/21
p.148 〜p.148+ AD変換プリント(p.4), 授業アンケート

14

7/28

テスト(3) 4号 2F 19番

(14)受講生にかかわる情報 交流理論とアナログ電子回路を十分理解しておれば, 後は論理関数の知識を応用することで, ディジタル回路の基礎は学べる. 従って, しっかりと交流理論とトランジスタ・FET回路を復習しておくこと。 シラバスは適宜更新するので、最新のものは
http://www.ee.ehime-u.ac.jp/~tsuzuki を参照のこと.
(15)受講のルールにかかわる情報
  • 適宜演習を行ない平常点とする.
  • 課外活動に時間と情熱を注ぐことは、それ自体たいへん好ましいことであるが、そのためには、少なくともそれと同じだけの時間と熱 意を勉学に注ぐべきである。したがって、課外活動による欠席は、講義および試験のいずれについても、原則的に特別扱いしない。ただし、平常の学習態度が優 れているにもかかわらず、課外活動のために、試験を受験できない場合に限り、特例的に追試験を実施することがある。 
(16)教材にかかわる情報 テキスト:
*相磯監修、天野、武藤共著、'だれにもわかる ディジタル回路'、改訂3版、オーム社、ISBN4-274-20016-7, 平成17年。

試験時持ち込み:不可

参考書:
*尾崎、谷口、浅田、川端、例題演習 電子回路 ディジタル編、共立出版、 ISBN4-320-08519-1 C3055
*吉田他:電子回路II,朝倉書店
*奥川峻史: LSIによる論理設計、共立出版
*”論理回路設計のパラダイム”、トランジスタ技術、CQ出版、pp.232--311, 1996年5月号
*藤井信生:ディジタル電子回路--集積回路化時代の--, 昭晃堂
*猪飼、本多: (定本)ディジタル・システムの設計 -- ディジタル技術の基礎からASIC設計まで--, CQ出版
(17)評価にかかわる情報 3回の試験結果(90点)と平常点(10点)で評価する。基本的に出席点はない。

追試, 再試は行わない (ただし,1/3以上欠席した者には, 期末試験の受験資格はない).
(18)オフィスアワー・その他 (オフィスアワー)開講日5時間目。工学部2号館6階608号室
  不在の時には,オフィスのドアに振り替え日時を掲示します.