2005年度 情報理論特論 Information Theory for Advanced Course

2005年12月12日更新
科目番号 授業科目 開講年次等 必修選択等

単位数

担当教官

212

084220310 情報理論特論

1年次後期 選択 2

都築 伸二

授業の目的

近年移動体通信の分野で実用化されたスペクトル拡散変調方式、CDMA(符号分割多元接 続)、OFDM(直交波周波数分割多重)変調方式を中心に、音声・画像・データ各情報の伝送・処理・記録に関して 情報理論が果たす役割を、ディジタル電子回路およびホームネットワークの立場から詳論する。

授業の概要
  1. ディジタル電子回路編
    1. 標準ロジックIC ・・・ 10月4日
    2. 組 み合 わせ論理回路 ・・・ 10月11日
    3. 同期式 順序 回路の設計法 ・・・ 10月18日
    4. 順序論理機能回 路 ・・・ 10月25日
    5. A/D変換と D/A変 換・・・ 11月1日, 11月8日
  2. ホームネッ トワーク編
    1. データ通信モデル、物理層(伝送媒質とその特 性)・・・ 11月8日, 11月15日
    2. 電力 線通信・・・ 11月22日, 11月29日(プロジェクタのある教室、41番で開講)
    3. 変調 方式・・・ 12月6日
    4. 通信 容量・・・ 12月13日
    5. M系 列・・・ 12月20日
    6. M系 列のスペクトル・・・ 1月10日
  3. 通信分野への応用
    1. DSSS システム演習(1)・・・1月17日 (講義棟 3F33番で 開講します。いつもと異なります)
    2. DSSS システム演習(2)・・・1月24日 (講義棟 3F32番で 開講します)


なお、下記、授業の進め方、およびテキスト参考書の指示は随時行うので、最新情報は http://miyabi.ee.ehime-u.ac.jp/~tsuzuki/  を参照のこと。

授業形態

講義

キーワード 標準ロジックIC、組 み合わせ論理回路、同期式順序回路の設計法、順序論理機能回路、A/D変換とD/A変換

ディジタル通信, 伝送路のモデル化、ディジタル変調方式、通信プロトコル, 通信レイヤ, TCP/IP, IEEE802, CSMA/CA,フーリエ変換, CDMA, スペクトル拡散通信, 直交波周波数分割多重、通信路容量, 直交符号, 疑似ランダム系列, 自己/相互相関、移動通信、ホームネットワーク、電力線通信

テキスト、参考書

プリント配布

参考書:

  1. 相磯監修、天野、武藤共著、'だれにもわかる ディジタル回路'、改訂3版、オーム社、ISBN4-274-20016-7, 平成17年
  2. 大沢先生の授業の教科書、「通信方式」(滑川,奥井著,森北出版)
成績評価方法 試験、平常点およびレポートにて評価する。