更新日: 2009年2月2日
(1)研究科 理工学研究科 
(2)専攻・コース等電子情報工学電気電子工学コース 
(3)科目番号(ID) 
(4)授業科目の区分専門教育科目(大学院) 
(5)対象学生1年次  
(6)開講学期 2008年度 後学期 火曜日1時間目 15番(←32番から変更確定。2008.10.7)教室
(7)単位数2単位
(8)授業科目名情報通信システム特論 (Advanced Study of Information and Communication Systems) 
(9)授業題目 
(10)担当教員名都築 伸二(工) 
(11)授業のキーワードディジタル通信, 伝送路のモデル化、ディジタル変調方式、通信プロトコル, 通信レイヤ, TCP/IP, IEEE802, CSMA/CA,フーリエ変換, CDMA, スペクトル拡散通信, 直交波周波数分割多重、通信路容量, 直交符号, 疑似ランダム系列, 自己/相互相関、移動通信、ホームネットワーク、電力線通信 
(12)授業の目的・到達目標ユビキタスネットワーク社会を支える情報通信システムの要素技術を理解するとともに、それらを応用してシステムを構築する能力を身につけることを目的とする。対象とする主な要素技術は以下のとおりである。
1.伝送路のモデル化と通信容量 2. ディジタル変復調方式 3.多元接続通信方式 4.電力線通信とホームネットワーク 6. 高精細動画像伝送システム 
(13)授業の内容・スケジュール

1) データ通信モデル (OSI参照モデル、階層化の利点欠点)
2) TCP/IP通信概要
3)
通信容量

caseA:
3) ディジタル変調方式(BPSK, QPSK変調)(無線通信と変調方式の関係)
4) ディジタル変調方式(OOK変復調, 光通信との関係)
5) ディジタル変調方式(BPSK, QPSK, DPSK復調)
6-14) AWG420を用いた実習、レポート(BPSK変復調、M系列の生成、cosineフィルタ、SNR-BER特性)
または
caseB:
4) 物理層(伝送媒質とその特性)
7) M系列とそのスペクトル
8) 多元接続通信方式(DSSSとCDMA)
9,10) 電力線通信

11,12) ホームネットワーク
13,14) 高精細動画像伝送システム

caseC:留学生コース
10 minutes presentation/10minites Q&A

*self-introduction

*overlay networks
-what is the overlay networks?
-what is its merit?
-what is the problems now
?

  • https://www.cs.tcd.ie/~omahony/overlay-intro.pdf
  • http://www.comsoc.org/tutorials/Touch/index.html
    View 5-minute Preview
    http://dimacs.rutgers.edu/Workshops/NextGenerationNetworks/slides/Chuah.ppt
  • PlanetLab: http://www.planet-lab.org/about : application and test-bed example
  • 参考
    • Z. Li and P. Mohapatra, "QRON: QoS-Aware Routing in Overlay > Networks," IEEE J. Selected Areas in Comm., vol. 22, no. 1, 2004, pp. 29?40.
    • X.Y. Zhang, Q. Zhang, Z. Zhang, G. Song and W. Zhu, A construction of locality-aware overlay network: mOverlay and its performance, IEEE Journal on Selected Areas in Communication 22 (1) (2004), pp. 18?28
    • Z. Li and P. Mohapatra, QRON: QoS-aware routing in overlay networks, IEEE Journal on Selected Areas in Communication 22 (1) (2004), pp. 29?40.
    • B. Y. Zhao, L. Huang, J. Stribling, S. C. Rhea, A. D. Joseph, and J. D. Kubiatowicz, "Tapestry: A resilient global-scale overlay for service deployment," IEEE Journal on Selected Areas in Communications, vol. 22, no. 1, pp. 41?53, January 2004.


15)試験 

 
Bコース 配布資料 レポート Cコース  
10/7
1
ネットワーク技術の進展。ブロードバンドの将来は? 光ネットワーク技術の進展, 佐藤健一、IEICE,通信ソサイエティマガジン、No.1,夏号、pp.76-88, 2007   Bコースと同じ  
10/14
2

プリント設問6題 レポート(10・21までに提出)

 
10/21
3
1) データ通信モデル (OSI参照モデル、階層化の利点欠点)
2.1) TCP/IP通信概要

sec1(改訂2版)

  *self-introduction
**ICT environment of Tanzania
 
10/28
4
  what is the overlay networks? NTTバスツア(徳島)参加者募集
11/4
5

2.2) TCP/IP通信概要
授業補足(1)

  -what is its merit?  
11/11
6
2.3) TCP/IP通信概要
3.1) 通信容量
採点結果をメールしました。レポートが受理されていないことになっている人は至急連絡してください。
-what is the problems now
?
 
11/18
7
3.2) 通信容量
4.1) 物理層(伝送媒質とその特性)

* 通信容量

   
11/25
8
4.2) 物理層(伝送媒質とその特性)

*sec2

補足:可視光通信
 *可視光通信ご紹介
 *VLCC、IrDA、ICSAが可視光通信の標準化に向け活動開始

  PlanetLab、PIAX: will be able to use on the JGN2plus network  
12/2
9

<高速PLC概論>

  • 高速PLCの原理
  • PLCに関連する通信およびEMC規格(IEEE,型式)

 

*PLC概論

#report(2) Proposal of Planet-Lab based experiment
   * What
   * Why
   * How
   * Expected results
   − A4 paper, 2 papges, Due date: 9 DEC 2008

 
12/9
10
  • PLCチップ
  • 産業応用例

<屋内電気配線方式>(第2種電気工事士相当)

  • 単線図、複線図(1)

*単線図ー複線図

 
12/16
11
  • 単線図、複線図(2)
  • 単相3線式
  • 練習問題
     
1/20
12

<電力線の線路特性>

  • ノイズ特性
  • インピーダンス特性
  • 伝達特性
  • モデル化
    (1) 家電機器: スタティックモデル
    (2) 家電機器: スイッチングモデル

*線路特性

*モデル化

     
 
13

<分布定数回路理論>

(3) 分布定数線路モデル
(7) インピーダンス整合の効果について

分布定数線路モデル      
 
14

<通信方式>
OFDM伝送方式

*OFDM      
 
15
期末テスト        

やり残し

  • 品質劣化要因と対策

分布定数回路解析(MATLAB実習)
屋内電力線の配線実習(測定用I/F製作)
屋内電力線の伝送特性およびノイズ特性測定実習
電力線の平衡度と漏洩電波測定実習

スペクトル拡散伝送方式

<PLCシステムの特性>
HD−PLCチップ概要
スループット測定実習と改善方法実習 <PLCサービス応用と動向>

(14)受講生にかかわる情報学部の電子回路、通信方式、ディジタル信号処理を復習しておくこと。 
(15)受講のルールにかかわる情報適宜演習及びレポートを出題し、平常点とする. 
(16)教材にかかわる情報

プリント配布

参考書:
(Aコース)* 滑川,奥井,「通信方式」,森北出版.

(17)評価にかかわる情報

caseA: 試験(50点)およびレポート点(50点)にて評価する。
caseB: 試験(90点)およびレポート点(10点)にて評価する。 
コースC:平常点60点、レポート40点
にて評価する。

(18)オフィスアワー・その他

(オフィスアワー)開講日5時間目。工学部2号館6階608号室
   不在の時には,オフィスのドアに振り替え日時を掲示します.

授業の進め方、およびテキスト参考書の指示は随時行うので、最新情報は http://miyabi.ee.ehime-u.ac.jp/~tsuzuki/Class/Syllabus/master_index.htm を参照のこと。

連絡(Email)は、Emailを使って行う。掲示は出さない。受講生は連絡用のEmailアドレスを伝えること。

 

11月4日授業補足(1): MXレコードの参照方法: nslookup -type=MX ee.ehime-u.ac.jp