更新 2009年5月12日
開講年度
開講学期
開講学部等
2009
前学期
工学部
時間割番号
科目名[英文名]
単位数
情報通信システムIII [Informatiion and Communication Systems III]
2
担当教員[ローマ字表記]
都築 伸二 [TSUZUKI Shinji]
授業科目区分
専門教育科目
対象学生
電気電子工学科
対象年次
3回生
履修者:115人
授業題目
授業のキーワード
ディジタル変復調方式(digital modulation/demodulation)、符号誤り率(symbol error rate)、符号化方式(coding system)、ベースバンド伝送(baseband transmission)、搬送帯域伝送(carrier transmission), シャノンの定理(Shannon's theorem)
授業の目的
各種ディジタル変復調方式の基礎的事項を理解し,電気電子数学Ⅱで学んだフーリエ解析と確率論的手法に基づく各方式の誤り率解析法を修得する。またディジタル変調信号の伝送システムについて理解する。
授業の到達目標
(1)振幅シフトキーイング、周波数シフトキーイング、位相シフトキーイング等の搬送帯域伝送技術およびそれらの平均符号誤り率について説明できる。 (2) 符号間干渉、波形等化、伝送符号等のベースバンド伝送技術について説明できる。 (3) シャノンの定理について説明できる。
授業概要
1.振幅シフトキーイング 2.位相シフトキーイング(PSK) 3.周波数シフトキーイング(FSK) 4.直交振幅変調(QAM) 5.平均符号誤り率 6.シャノンの定理 7.ベースバンド伝送 8.ディジタル中継伝送
授業スケジュール
開講日
回
内容
pp.
補足資料
宿題
4/15
1
*ISPLC2009Photo.ppt * 通信技術の分類と本講義の構成 *RZ, NRZ信号
*3-12, *148-150 *162-163
* SKLAR[2]による通信システムブロック図
4/22
休講(8/5と振り替え)、四情懇総会
4/30(木:曜日注意)
*振幅シフトキーイング(ASK)ディジタル変調方式(1) *OOK変復調方式と平均符号誤り率 ** 2乗余弦パルス、方形パルス[1, pp.15-16] ** 電力スペクトル密度(P.S.D.): eq.(7.7)の導出まで
pp.163-165
ノート問題(1)
5/13
3
** ノート:周波数移動性~ (7.2a) 同期検波(1) *** 確率密度関数, ガウス分布; [1]pp.34-35
pp.165 - 166
→ノート問題(1)回答:希望なし
ノート問題(2)
5/20
4
ガウス分布(ノート:エクセルデータ~)、erfc(); [1]pp.35-36 *** ベースバンドシステムのBER, pp.142 - 144 (7.2a) 同期検波(2) (7.2b) 包絡線検波
pp.167 - 176
→ノート問題(2)回答:希望なし 5月19日版プリント配布<宿題>
5/27
5
(7.3)位相シフトキーイング(PSK)ディジタル変調方式
pp.171-176
→5月19日版プリント<宿題>解答:希望なし
6/3
6
中間テスト(1) 持ち込み不可、教室:共通教育講義棟35番 190人、萩の森(5・14予約済み)
問題(流失のため、公開します。以後は持ち出さないこと)
WBS(石井, KDDI)
6/10
7
** 電力スペクトル密度(P.S.D.) ** PSKの復調 ** 同期検波時の平均符号誤り率
pp.176- 181
6/17
8
(b) 非同期検波時の平均符号誤り率
pp.181 - 188
* 6月17日版配布のみー>宿題
6/24
9
*周波数シフトキーイング(FSK)ディジタル変復調方式 **同期検波と誤り率 (**非同期検波と誤り率はパス)
pp.188-201
ー>6月17日版<宿題>解答:希望なし * 6月24日版<宿題プリント>配布
7/1
10
7/8
11
中間テスト(2) 持ち込み不可, 教室:共通教育講義棟35番 190人、萩森さん(6.22予約済み)
7/15
12
* 直交振幅変調(QAM)方式 *シャノンの定理(板書)
p.201-205
* 7月1日版<宿題プリント>配布 *シャノンの定理 (ADSL)の例題
7/22
13
* ベースバンド伝送系の基本構成 **符号間干渉
pp.120-121, 20-22, 27
→7月1日版<宿題プリント>解答
*H20.6月18日版<宿題プリント>配布
7/29
14
**raised cosine filter特性[2, p.101]
pp.28-30
* IQ座標の説明 * 7月1日版<宿題プリント>訂正解答 → H20.6月18日版<宿題プリント>解答
8/5
15
pp.121-158
授業時間外学習にかかわる情報
ノート問題3回、プリント問題7回の課題を予定。詳細は、上記参照。
成績評価方法
平常点10点、3回のテスト(90点)により評価する。但し、愛媛大学学則により、開講時間数の2/3以上出席していない者については、成績を判定しない。
受講条件
電気電子数学Ⅱ、情報通信システムⅠ、情報通信システムⅡを修得しておくこと。
受講のルール
質問は講義中、講義終了後、研究室(工学部2号館6階608号室)で随時受け付ける。
教科書(購入の必要のある図書)
教科書1
書名
大学課程 情報伝送工学
ISBN
4-274-13084-3
著者名
武部幹、田中公男、橋本秀雄
出版社
オーム社
出版年
(1997.2)
参考書(購入する必要はないが、推奨する図書)
参考書1
「通信方式
滑川,奥井
森北出版
横山 光雄、スペクトル拡散通信システム、科学技術出版
教科書・参考書に関する補足情報
*Bernard SKLAR, Digital Communications - Fundamentals and Applications-, Prentice Hall, 1988.
オフィスアワー
開講日5時間目。
連絡先
工学部2号館6階608号室 不在の時には,オフィスのドアに振り替え日時を掲示します.
参照ホームページ
シラバスは適宜更新するので、最新のものは http://miyabi.ee.ehime-u.ac.jp/~tsuzuki/education/Digital_comm/digital_comm.html を参照のこと.
その他
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