開講年度 開講学期 開講学部等
2009  前学期 理工学研究科(博士前期課程)
時間割番号 科目名[英文名] 単位数
18320 情報通信システム特論   [ ] 2
担当教員[ローマ字表記]
都築 伸二  [TSUZUKI Shinji]
授業科目区分 専門教育科目(大学院) 対象学生   対象年次 1 
授業題目
情報通信システム特論 (Advanced Study of Information and Communication Systems) 
授業のキーワード
ネットワーク・アクセス技術,データ通信モデル, TCP/IP, 通信容量, 高速電力線通信(PLC)概論
授業の目的
ユビキタスネットワーク社会を支える情報通信システムの要素技術を理解するとともに、それらを応用してシステムを構築できるようになることを目的とする。
授業の到達目標
1.伝送路のモデル化の意義を理解できる
2.通信容量を説明できる
3.ディジタル変復調方式を説明できる
4.ネットワーク・アクセス方式を理解し、応用することができる
5.電力線通信技術の概要を理解し、応用することができる
授業概要
内容・スケジュール
1) データ通信モデル (OSI参照モデル、階層化の利点欠点)
2) TCP/IP通信概要
3)通信容量

caseA:
4) ディジタル変調方式(BPSK, QPSK変調)(無線通信と変調方式の関係)
5) ディジタル変調方式(OOK変復調, 光通信との関係)
6) ディジタル変調方式(BPSK, QPSK, DPSK復調)
7-14) AWG420を用いた実習、レポート(BPSK変復調、M系列の生成、cosineフィルタ、SNR-BER特性)
15)試験 

または
caseB:
4) 物理層(伝送媒質とその特性)
7) M系列とそのスペクトル
8) 多元接続通信方式(DSSSとCDMA)
9,10) 電力線通信
11,12) ホームネットワーク
13,14) 高精細動画像伝送システム
15)試験 

caseC:留学生コース
10 minutes presentation/10minites Q&A

*self-introduction
*overlay networks
-what is the overlay networks?
-what is its merit?
-what is the problems now?
*report
授業スケジュール

Bコース
1)2)ネットワーク技術の進展。ブロードバンドの将来は?[プリント設問6題 レポート]
3)4)5) データ通信モデルとTCP/IP通信概要
6)通信容量
7)8)物理層(伝送媒質とその特性)
9)高速PLCの原理, PLCに関連する通信およびEMC規格(IEEE,型式)[Cコースに関するレポート]
10)11)屋内電気配線方式
12)電力線の線路特性
13)分布定数回路理論
14)OFDM伝送方式

 
Bコース 配布資料 レポート・宿題  
4/14
1
ネットワーク技術の進展。ブロードバンドの将来は? 光ネットワーク技術の進展, 佐藤健一、IEICE,通信ソサイエティマガジン、No.1,夏号、pp.76-88, 2007, 他  プリント設問5題 レポート(4/28までに提出)  
4/21
休講(8/4に振り替え)   SCOPE プレスリリース
4/28
2
1) データ通信モデル (OSI参照モデル、階層化の利点欠点)
2.1) TCP/IP通信概要(その1)

sec1
2009.7.18改訂版

 宿題:問1、問2  
5/12
3
TCP/IP通信概要(その2)
* ethereal
JGN-NWseminor.pdf   43番に教室変更
5/19
4

TCP/IP通信概要(その3)
*IPv6
3.1) 通信容量

JGN-NWseminor.pdf   4/14分レポートの集計結果
採点結果をメールしました。レポートが受理されていないことになっている人は至急連絡してください。
* 通信容量 宿題:2問
5/26
5

4.1) 物理層(伝送媒質とその特性)

 

*sec2

補足:可視光通信
*可視光通信ご紹介
*VLCC、IrDA、ICSAが可視光通信の標準化に向け活動開始

宿題:問0(クロスーストレート ケーブル)  
6/2
6

<高速PLC概論>
*高速PLCの原理
* PLCに関連する通信およびEMC規格(IEEE,型式)

*PLC概論(1/2)

   
6/9
中間テスト 答案提出者 SCOPE成果報告会
6/16

* PLCチップ
* 産業応用例
* 電磁環境問題

*PLC概論(2/2)

 宿題3問(EMC)  
6/23

 休講

 

PLC委員会
6/30
9

<屋内電気配線方式>(第2種電気工事士相当)
* 単線図、複線図(1)
* 演習1問

*単線図ー複線図

   
7/7
10

<電力線の線路特性>

  • ノイズ特性
  • インピーダンス特性
  • 伝達特性
  • モデル化
    (1) 家電機器: スタティックモデル
    (2) 家電機器: スイッチングモデル

*線路特性

 

宿題1問(伝達関数の計算)

 
7/14
11
<分布定数回路理論>
(3) 分布定数線路モデル
線路モデル(差し替え用)  問題1問(open-short法)  
7/21
12

(7) インピーダンス整合の効果について

<通信方式>
 OFDM伝送方式(概要)

*OFDM  問題1問  
7/28
13

*(6/9)中間テスト解答
*OFDM伝送方式(地デジの場合)

   
8/4
14
期末テスト (43番教室)      

Cコース
1)2) Bコースと同じ
3)*self-introduction, *ICT environment of my country
4)what is the overlay networks?
5)what is its merit?
6)7) what is the problems now?
8)PlanetLab
9-15)report: Proposal of Planet-Lab based experiment
   * What
   * Why
   * How
   * Expected results

授業時間外学習にかかわる情報
上記参照
成績評価方法
caseA: 試験(50点)およびレポート点(50点)にて評価する。
caseB: 試験(90点)およびレポート点(10点)にて評価する。 
コースC:平常点60点、レポート40点にて評価する。
受講条件
学部の電子回路、通信方式、ディジタル信号処理を復習しておくこと。 
 
受講のルール
適宜演習及びレポートを出題し、平常点とする. 
 
教科書(購入の必要のある図書)
教科書1 書名 プリント配布 ISBN
著者名 出版社 出版年
教科書2 書名 (Aコース) 「通信方式」, ISBN
著者名 滑川,奥井 出版社 森北出版. 出版年
 
参考書(購入する必要はないが、推奨する図書)
参考書1 書名 - ISBN
著者名 出版社 出版年
 
教科書・参考書に関する補足情報
-
 
オフィスアワー
開講日5時間目。
 
連絡先
工学部2号館6階608号室
   不在の時には,オフィスのドアに振り替え日時を掲示します.
 
参照ホームページ
授業の進め方、およびテキスト参考書の指示は随時行うので、最新情報は http://miyabi.ee.ehime-u.ac.jp/~tsuzuki/Class/Syllabus/master_index.htm を参照のこと。

 
その他
連絡(Email)は、Emailを使って行う。掲示は出さない。受講生は連絡用のEmailアドレスを伝えること。