情報通信システムIII 2012

更新　 2012年7月24日

開講年度	開講学期	開講学部等
2010	前学期	工学部電気電子工学科
時間割番号	科目名[英文名]			単位数
15224	情報通信システムIII [Information and Communication Systems III]			2
担当教員[ローマ字表記]
都築　伸二 [TSUZUKI Shinji]
授業科目区分	専門教育科目	対象学生	対象年次	3～

履修者：1２8人 (2012年4月25日現在)

授業題目

情報通信システムIII　[Informatiion and Communication Systems III]

授業のキーワード

ディジタル変復調方式（digital modulation/demodulation）、符号誤り率(symbol error rate)、符号化方式(coding system)、ベースバンド伝送(baseband transmission)、搬送帯域伝送(carrier transmission), シャノンの定理（Shannon's theorem）

授業の目的

各種ディジタル変復調方式の基礎的事項を理解し，電気電子数学Ⅱで学んだフーリエ解析と確率論的手法に基づく各方式の誤り率解析法を修得する。またディジタル変調信号の伝送システムについて理解する。

授業の到達目標

(1)振幅シフトキーイング、周波数シフトキーイング、位相シフトキーイング等の搬送帯域伝送技術およびそれらの平均符号誤り率について説明できる。
(2) 符号間干渉、波形等化、伝送符号等のベースバンド伝送技術について説明できる。
(3) シャノンの定理について説明できる。

これらを通じて、情報通信分野についての専門的知識をもち，ものづくりやシステムづくりに活用できる。

授業概要

1.振幅シフトキーイング
2.位相シフトキーイング（PSK）
3.周波数シフトキーイング（FSK）
4.直交振幅変調（QAM）
5.平均符号誤り率
6.シャノンの定理
7.ベースバンド伝送
8. ディジタル中継伝送

授業スケジュール

開講日	回	内容	pp.	平常点採点対象(小テスト, report) 備考
4/11	1	ISPLC2011Photo.ppt いろいろな通信のしくみ放送 (p.3) 多重伝送 (pp.5-6) 通信技術の分類と本講義の構成(p.12) SKLAR[2]による通信システムブロック図	3-12	問題2問：report
4/18		休講		8/1に振り替え
4/25	2	三角関数等の公式信号波の解析 (pp.14-20)	13-2０	4月25日版
5/9	3	reoort解答信号波の解析と伝送 (pp.20-30) 伝達関数・インパルス応答理想低域フィルタ光ファイバー (pp.47-50)	pp.20-30 ４7 - 50
5/16	4	ベースバンド伝送系の基本構成 (pp.120-139) 符号間干渉平均符号誤り率	119 - 142 （青）32-36	5月16日版
5/23	5	宿題プリント（5月16日版）解答 6.5. 伝送符号 7.ディジタル変調方式	143-151 161-162	5月22日版
5/30	6	中間テスト(1), 35番教室で	学生証, 定規	持ち込み不可
6/6	7	宿題プリント（5月22日版）解答 7.2 振幅シフトキーイング（ASK） 7.2.1 OOK変復調方式と電力スペクトル密度（P.S.D.） *図7.3の見方（ノート板書）の途中まで	163-165	report （6月5日版）
6/13	8	（6月5日版）解答 7.2 ASK復調と平均符号誤り率図7.4(a)の板書まで	166	6月14日版
6/20	9	*6月14日版 7.2(a) 同期検波 7.2(b) 包絡線検波 7.3.1(a) 位相シフトキーイング（PSK）ディジタル変調方式 "...狭小化を図ることができる”まで	１67-171(L.16)
6/27	10	* PSK復調方式 7.3.1(b) DPSK変調方式	p.171(L.17)- p.177 eq.(7.45)ノートの前まで	H24.6.19版
7/4	11	中間テスト(2), 学生証, 持ち込み不可
7/11	12	H24.6.19版 eq.(7.45)ノート～ ** 同期検波時の平均符号誤り率	177-181	H24.7.10版プリント]レポート
7/18	13	H24.7.10版プリント]レポート, 解答 ** 非同期検波時の平均符号誤り率 7.4 周波数シフトキーイング（FSK）ディジタル変復調方式式(7.80)まで	181-193	H22.7.13版プリント]レポート
7/25	14	H22.7.13版プリント]レポート, 解答式(7.80)noteから同期検波と誤り率包絡線検波直交振幅変調（QAM）方式 *H22.7.20版プリントで補足説明	192-- 202、図7.34
8/1	15	期末試験、35,33番教室確定(2012.7.24)	学生証, 持ち込み不可	黒河さん

オフセットQPSK
シャノンの定理も補足説明

授業時間外学習にかかわる情報

ノート問題3回、プリント問題７回の課題を予定。詳細は、上記参照。

成績評価方法

平常点10点、3回のテスト（90点）により評価する。但し、愛媛大学学則により、開講時間数の2/3以上出席していない者については、成績を判定しない。

受講条件

電気電子数学Ⅱ、情報通信システムⅠを修得し、情報通信システムⅡの教科書(2)を所有していること。

受講のルール

質問は講義中、講義終了後、研究室（工学部２号館６階６０８号室）で随時受け付ける。

教科書（購入の必要のある図書）

教科書1	書名	大学課程情報伝送工学			ISBN	9784274130847
教科書1	著者名	武部幹、田中公男、橋本秀雄	出版社	オーム社	出版年	1997

教科書2	書名	通信方式電気工学入門シリーズ16			ISBN	9784627726604
教科書2	著者名	滑川　敏彦　奥井　重彦【共著】	出版社	森北出版	出版年	1990

参考書（購入する必要はないが、推奨する図書）

参考書1	書名	Digital Communications - Fundamentals and Applications-			ISBN	9780130847881
参考書1	著者名	Bernard SKLAR,	出版社	Prentice Hall	出版年	2001