更新  2014年7月21日

 

授業詳細

開講年度 2014 開講学期 前学期
開講学部等 工学部電気電子工学科 時間割番号 15218
単位数 2 授業科目区分 専門教育科目??専門教育科目
対象学生 ? 対象年次 3?
科目名[英文名] 情報通信システムIII?? [Information and Communication Systems III]
担当教員[ローマ字表記] 都築 伸二 [TSUZUKI Shinji]
教室 E421(4号館2階
受講生数:115人 (2014.4.28現在)
   
授業題目
情報通信システムIII [Informatiion and Communication Systems III]
授業のキーワード
ディ ジタル変復調方式(digital modulation/demodulation)、符号誤り率(symbol error rate)、ベースバンド伝送(baseband transmission)、搬送帯域伝送(carrier transmission), シャノンの定理(Shannon's theorem)
授業の目的
各種ディジタル変復調方式の基礎的事項を理解し,電気電子数学Uで学んだフーリエ解析と確率論的手法に基づく各方式の誤り率解析法を修得する。またディジタル変調信号の伝送システムについて理解する。
授業の到達目標
(1)振幅シフトキーイング、周波数シフトキーイング、位相シフトキーイング等の搬送帯域伝送技術およびそれらの平均符号誤り率について説明できる。
(2) 符号間干渉、波形等化、伝送符号等のベースバンド伝送技術について説明できる。
(3) シャノンの定理について説明できる。

これらを通じて、情報通信分野についての専門的知識をもち,ものづくりやシステムづくりに活用できる。
ディプロマ・ポリシー(卒業時の到達目標)/ 共通教育の理念・教育方針に関わる項目
数学・物理学の基礎的知識および電気電子工学に関する専門的知識を修得し,工学的な手法により小規模のシステムを分析・設計する能力を持つ。(知識・理解)
問題を発見・解決するために必要となる専門的知識を自律的に修得する能力を持つ。(関心・意欲)
授業概要
1.振幅シフトキーイング
2.位相シフトキーイング(PSK)
3.周波数シフトキーイング(FSK)
4.直交振幅変調(QAM)
5.平均符号誤り率
6.シャノンの定理
7.ベースバンド伝送
8.ディジタル中継伝送
授業スケジュール
(1) いろいろな通信のしくみ
*放送 (p.3)
*多重伝送 (pp.5-6)
*通信技術の分類と本講義の構成(p.12)
*SKLAR[2]による通信システムブロック図
(2)
*三角関数等の公式
*信号波の解析 (pp.14-30)
**伝達関数・インパルス応答
**理想低域フィルタ [問題(1)]
(3)
*光ファイバー (pp.47-50)
*ベースバンド伝送系の基本構成 (pp.120-139)
**符号間干渉 [問題(2)]
(4) 平均符号誤り率 [問題(3)]
(5)
6.5. 伝送符号
7.ディジタル変調方式 [問題(4)]
(6) 中間テスト(1)
(7)
7.2 振幅シフトキーイング(ASK)
7.2.1 OOK変復調方式と電力スペクトル密度(P.S.D.) [問題(5)]
(8)
7.2 ASK復調と平均符号誤り率
7.2(a) 同期検波
7.2(b) 包絡線検波 [問題(6)]
(9)
7.2(a) 同期検波
7.2(b) 包絡線検波
7.3.1(a) 位相シフトキーイング(PSK)ディジタル変調方式
(10) PSK復調方式
7.3.1(b) DPSK変調方式, [問題(7)]
(11) 中間テスト(2)
(12) PSKの復調
* 同期検波時の平均符号誤り率
* 非同期検波時の平均符号誤り率
* オフセットQPSK, [問題(8)]
(13)
7.4 周波数シフトキーイング(FSK)ディジタル変復調方式, [問題(9)]
(14)
**同期検波と誤り率
**包絡線検波
*直交振幅変調(QAM)方式
(15) 期末試験
 
授業時間外学習にかかわる情報
問題9回を予定。詳細は、上記参照。
?
成績評価方法
平常点10点、3回のテスト(90点)により評価する。但し、愛媛大学学則により、開講時間数の2/3以上出席していない者については、成績を判定しない。
?
受講条件
電気電子数学U、情報通信システムT、情報通信システムUを修得しておくこと。
?
受講のルール
質問は講義中、講義終了後、研究室(工学部2号館6階608号室)で随時受け付ける。
?
教科書(購入の必要のある図書)
教科書1 書名 大学課程 情報伝送工学 ISBN 9784274130847
著者名 武部幹、田中公男、橋本秀雄 出版社 オーム社 出版年 1997
教科書2 書名 通信方式 第2版 ISBN 978-4-627-72662-8
著者名 滑川 敏彦, 奥井 重彦, 衣斐 信介 出版社 森北出版 出版年 2012.7.27
?
参考書(購入する必要はないが、推奨する図書)
参考書1 書名 Digital Communications - Fundamentals and Applications- ISBN 9780130847881
著者名 Bernard SKLAR, 出版社 Prentice Hall 出版年 2001
参考書2
基礎通信工学 (第2版), 福田 明,出版社: 森北出版; 第2版 (2007/3/28) ISBN-10: 4627782829 ISBN-13: 978-4627782822
参考書3

無線通信工学 (新インターユニバーシティ),片山 正昭,出版社: オーム社 (2009/11); ISBN-10: 4274207927; ISBN-13: 978-4274207921; 発売日: 2009/11

?
教科書・参考書に関する補足情報
-
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参考書に関する図書館への連絡事項(この欄は学生から参照することはできません)
-
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オフィスアワー
開講日の5時間目(16:20-17:50)
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?
Eメールアドレス ?
 
 
 
連絡先
工学部2号館6階608号室
 
 
参照ホームページ
シラバスは適宜更新するので、最新のものは

http://miyabi.ee.ehime-u.ac.jp/~tsuzuki/education/Digital_comm/digital_comm.html
  を参照のこと.
 
その他
腕だめに、無線通信士関連の資格試験に挑戦してみてください。応援します。
 

開講日
内容
pp. 平常点採点対象(小テスト, report) 備考

4/16

1

  • ISPLC2014Photo.ppt
  • いろいろな通信のしくみ
    • 放送 (p.3)
    • 多重伝送 (pp.5-6)
    • 静止衛星、240msec遅延
iii-3-8

次回からは、「滑川先生」の本を持参すること

4/23
2
  • 第三級陸上特殊無線技士、一陸特等受験奨励講演会(約45分)

    • 講師:総務省 四国総合通信局 無線通信部航空海上課 課長 村上利男 殿

<学内限定>

 

10-16

「滑」pp.4-5

問1:SKARのブロック図に、地デジ放送を当てはめなさい

report

4.30
3
    • 周期波:フーリエ級数:(離散)電力スペクトル(密度, W/Hz)
    • 孤立波:フーリエ変換、(連続)エネルギースペクトル(密度, J/Hz)
    • 持続信号:フーリエ変換、(連続)電力スペクトル
  • 白色ガウス雑音

信号波の解析と伝送 (pp.20-30)

  • 伝達関数・インパルス応答
  • 理想低域フィルタ

pp.16-30

問2:H25.4月23日版

5/14
4

reoort H25.4月23日版解答

  • 理想BPF

第6章 ディジタル伝送理論

  • ベースバンド伝送系の基本構成
  • 符号間干渉0の条件を満たすLPF
    • 理想LPF
    • ロールオフフィルタ
  • 平均符号誤り率 (1)

30-31

119 - 126

142, (滑)29-30

5/21
5
  • .平均符号誤り率 (2)

5. 伝送符号

(滑)30-34

142-151

問3:2013年5月7日版
5/28
6
  • 宿題プリント(2013年5月7日版)解答

7.ディジタル変調方式

7.2 振幅シフトキーイング(ASK)
7.2.1 OOK変復調方式

161-165

問4:report (H24.6月5日版)

6/4
7

中間テスト(1)

学生証, 定規

持ち込み不可
6/11
8
  • 問4:report (H24.6月5日版)解答
  • OOKの電力スペクトル密度(P.S.D.) eq.(7.6)〜(7.7)
165

 

6/18
9
  • eq.(7.7)の次のパラグラフから

7.2 ASK復調と平均符号誤り率
7.2(a) 同期検波 eq.(7.13)まで

*eq.(7.13)の次から

7.2(b) 包絡線検波

165-171

問5:H26年6月18日版

6/25
10

*H26年6月18日版解答

7.3.1(a) 位相シフトキーイング(PSK)ディジタル変調方式

 

171-173

 

7/2
11
中間テスト(2), 学生証, 定規、持ち込み不可. 試験範囲 pp.--173   問6:平成26 年6 月25 日版 + 福田,基礎通信工学,第2版,pp.13-15, 正弦波の両側線スペクトル表現,森北出版,2007年
7/9
12

*平成26 年6 月25 日版 解答

7.3.1(b) DPSK変調方式

eq.(7.41)ノート終了

eq.(7.41)の次から

* 同期検波時の平均符号誤り率

173-181

 

7/16
13

(b)非同期検波

直交振幅変調(QAM)方式

181-184

201-204

問7:H26.7.16版レポート

7/23
14

*問7:H26.7.16版レポート解答

  • 図7.38:通信容量から

7.4 周波数シフトキーイング(FSK)ディジタル変復調方式
**同期検波と誤り率
**包絡線検波

  • 205
  • 181-- 194
 
7/30
15
期末試験、学生証, 定規持参, 持ち込み不可  
  自習
  • オフセットQPSK
  • 光ファイバー (pp.47-50)
  • パーシャルレスポンス
  • 等化器
  • 3R中継装置
  H22.7.13版プリント]レポート