情報通信システムIII [Informatiion and Communication Systems III]
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ディジタル変復調方式(digital modulation/demodulation)、符号誤り率(symbol error rate)、ベースバンド伝送(baseband transmission)、搬送帯域伝送(carrier transmission), シャノンの定理(Shannon's theorem)
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各種ディジタル変復調方式の基礎的事項を理解し,電気電子数学Ⅱで学んだフーリエ解析と確率論的手法に基づく各方式の誤り率解析法を修得する。またディジタル変調信号の伝送システムについて理解する。
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(1)振幅シフトキーイング、周波数シフトキーイング、位相シフトキーイング等の搬送帯域伝送技術およびそれらの平均符号誤り率について説明できる。 (2) 符号間干渉、波形等化、伝送符号等のベースバンド伝送技術について説明できる。 (3) シャノンの定理について説明できる。
これらを通じて、情報通信分野についての専門的知識をもち,ものづくりやシステムづくりに活用できる。
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数学・物理学の基礎的知識および電気電子工学に関する専門的知識を修得し,工学的な手法により小規模のシステムを分析・設計する能力を持つ。(知識・理解) 問題を発見・解決するために必要となる専門的知識を自律的に修得する能力を持つ。(関心・意欲)
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必要な情報を収集・整理できる 個別の知識や技能を相互に関連づけながら習得できる 習得した知識や技能を基に自分の考えを組み立て、適切に表現(記述・口述)できる
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1.振幅シフトキーイング 2.位相シフトキーイング(PSK) 3.周波数シフトキーイング(FSK) 4.直交振幅変調(QAM) 5.平均符号誤り率 6.シャノンの定理 7.ベースバンド伝送 8.ディジタル中継伝送
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(1)いろいろな通信のしくみ; 放送, 多重伝送, 静止衛星 (2) LAN, Ethernet, 通信技術の分類と本講義の構成, SKLAR[2]による通信システムブロック図, 三角関数等の公式, 信号波の解析, 周期波:フーリエ級; [問題(1)] (3)周期波:フーリエ級数:(離散)電力スペクトル, 孤立波:フーリエ変換、(連続)エネルギースペクトル, 持続信号:フーリエ変換、(連続)電力スペクトル, 白色ガウス雑音, 信号波の解析と伝送, 伝達関数・インパルス応答, 理想低域フィルタ; [問題(2)] (4) 理想BPF, 第6章 ディジタル伝送理論; ベースバンド伝送系の基本構成, 符号間干渉0の条件を満たすLPF, 理想LPF, ロールオフフィルタ, 平均符号誤り率 (1) (5) 平均符号誤り率 (2), 伝送符号; [問題(3)] (6) 7.ディジタル変調方式: 7.2 振幅シフトキーイング(ASK), 7.2.1 OOK変復調方式; 問題(4) (7) 中間テスト(1) (8) OOKの電力スペクトル密度(P.S.D.) (9) ASK復調と平均符号誤り率、同期検波、包絡線検波;[問題(5)] (10) 位相シフトキーイング(PSK)ディジタル変調方式 (11) 中間テスト(2);[問題(6)] (12) DPSK変調方式、同期検波時の平均符号誤り率 (13) 非同期検波、直交振幅変調(QAM)方式;[問題(7)] (14) 通信容量; 周波数シフトキーイング(FSK)ディジタル変復調方式, 同期検波と誤り率, 包絡線検波 (15) 期末試験
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平常点10点、3回のテスト(90点)により評価する。但し、愛媛大学学則により、開講時間数の2/3以上出席していない者については、成績を判定しない。
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電気電子数学Ⅱ、情報通信システムⅠ、情報通信システムⅡを修得しておくこと。
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質問は講義中、講義終了後、研究室(工学部2号館6階608号室)で随時受け付ける。
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ディジタル通信「第2版」 |
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978-4-320-08645-6 |
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大下 眞二郎, 半田 志郎, デービッド アサノ |
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共立出版 |
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2016 |
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大学課程 情報伝送工学 |
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9784274130847 |
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武部幹、田中公男、橋本秀雄 |
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オーム社 |
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1997 |
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ディジタル通信の基礎 |
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978-4-627-78591-5 |
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岡 育夫 |
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森北出版 |
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2009 |
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腕だめに、無線通信士関連の資格試験に挑戦してみてください。応援します。
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