開講年度
開講学期
開講学部等
2020
第1クォーター
共通教育
科目ナンバリング
時間割番号
科目名[英文名]
GnE1C-0CAT-003
A0513
生活科学入門
Introduction to Life Science
担当教員[ローマ字表記]
単位数
都築 伸二 [TSUZUKI Shinji]
1
授業科目区分
教養科目
学問分野別科目
対象学生
学問分野別科目金1科目帯 法文・教育・社共・農二
対象年次
2
~
9
授業題目
IoT入門(Introduction to Internet of Things)
授業のキーワード
BD(Big Data), AI(Artificial Intelligence; 人口知能), Society 5.0, センサ(Senser), ネットワーク(Network), クラウド(Cloud computing)
授業の目的
近年IoT(モノのインターネット),BD(ビックデータ), AI(人口知能)が注目されている。社会の急激な変化(Society 5.0)をもたらすとされており、適用範囲が広く、ゴールはだれも見たことのない世界であるとするならば、現時点では全体像が見えにくい。本授業ではIoTを学習する。IoTがいかなる社会をもたらすかを知り、IoTを支える技術の基礎を理解する。講師の専門(電気電子工学)分野のなかでIoTに関連性が高い、インテリジェント・センサやネットワークの役割を主に理解する。教科書を使いながらわかりやすい例を理解し、IoTを身近に感じられるようすることが本授業の目的である。
授業の到達目標
*IoT(モノのインターネット),BD(ビックデータ), AI(人口知能)が説明できる
*今後の社会の急激な変化(Society 5.0)を予想できる
*IoTがいかなる社会をもたらすかを説明できる
*IoTの要素技術であるインテリジェント・センサやネットワークの役割を説明できる
ディプロマ・ポリシー(卒業時の到達目標)/ 共通教育の理念・教育方針に関わる項目
学習活動や社会生活で必要な技能(基本技能)
多角的な視点を培うのに必要な幅広い基礎知識(基礎知識)
愛媛大学学生として期待される能力(愛大学生コンピテンシー)に関わる項目
必要な情報を収集・整理できる
個別の知識や技能を相互に関連づけながら習得できる
習得した知識や技能を基に自分の考えを組み立て、適切に表現(記述・口述)できる
広い視野と論理的思考に基づき分析・解釈できる
客観的根拠に基づき判断し、解決策を提示できる
授業概要
初めに電気電子工学の学問分野について俯瞰する。電気電子工学とはどのような学問かについて学習する。次に以下について学ぶ。最後に総まとめと振り返りを行う。
今回教科書として採用した本の筆者は「はじめに」に以下のように記している。
”新しいIoT社会への移行、スケジュール駆動からイベント駆動社会へのパラダイム変化の全体像をつかみたいとの思いが、この本を書くことの動機でした。いま、スケジュール駆動の社会で、いろいろなところにほころびが見えています。学齢に達したら学校で決められたスケジュールに従って授業を受けることができます。その一方で、受験に備えて塾が増加し教育の姿をゆがめています。季節というスケジュールと天候に支配される農業では、従業者の減少と高齢化、需要とのミスマッチによる生産品の価格の暴落などによって、生産者が苦しめられています。
誰にでも開かれたネットにスマートフォンやパソコンなどを接続し、スケジュールに関係なく好きな時間に最新の情報にアクセスできる身近な端末に移る人が増え、テレビ離れが目立ちます。車を所有せず、必要な時刻や場所でスマホやインターネットで予約して車を使用できるカーシェアリングが普及しました。店舗からネットショッピングへの移行、宅急便の増加など、人の意思や状況の変化で起動されるイベント駆動社会に向かって、社会の枠組みが大きく変わる時代にさしかかっていることを示しています。”
これらのIoT社会への変革を、この教科書を読み進めながら、筆者の経験に基づき、IoTの世界の全体像を描いていきます。社会を駆動するインテリジェントセンサ、クラウドに置かれた大容量データベース、深層学習機能を進化させた人工知能(AI)などが人の意向を読み取り、ちょっと気の利いたサービスを提供してくれる社会です。
授業スケジュール
第1回 IoTでは何がどう変わるのか
第2回 IoTネットワークでの役割分担とは
ビッグデータ処理をどうIoTに活用する
第3回 IoT技術の主役はインテリジェント・センサ
第4回 広域ネットワークの情報技術で重要なこと
第5回 IoTを推進する革新的技術
第6回 IoTでつながるビジネスの実例
第7回 IoT社会の課題
第8回 試験とまとめ
授業時間外学習にかかわる情報
教科書の情報:
https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003331
授業中に出題する演習問題は、moodleにて提出を求めます
成績評価方法
授業中の学習態度、授業時間外学習による提出課題、小テスト、期末テストの成績で評価する。
課題の提出日や小テストの実施日は, Moodleや都築web page(
http://miyabi.ee.ehime-u.ac.jp/~tsuzuki/education/Introduction2LifeScience.html
)で指示する。
受講条件
-
受講のルール
他の受講生の迷惑となる行為は、欠席扱いにする。
教科書(購入の必要のある図書)
教科書1
書名
今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいIoTの本
ISBN
9784526078743
著者名
山﨑弘郎
出版社
日刊工業新聞社
出版年
2018
参考書(購入する必要はないが、推奨する図書)
参考書1
書名
-
ISBN
著者名
出版社
出版年
教科書・参考書に関する補足情報
補助教材は「愛媛大学Moodleポータル」で配布する。
参考書に関する図書館への連絡事項(この欄は学生から参照することはできません)
オフィスアワー
開講日の5または6時間目。この授業は金1なので、金曜日の6時間め(18:00-19:30)
Eメールアドレス
連絡先
工学部5号館7階E571号室(4月)
工学部2号館6階638号室(5月以降)
参照ホームページ
愛媛大学Moodle:
https://moodle3.lms.ehime-u.ac.jp/
教科書:
https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003331
都築web page(
http://miyabi.ee.ehime-u.ac.jp/~tsuzuki/education/Introduction2LifeScience.html
)
その他
-
実務経験のある教員による授業科目